高度成長を続けている中国に投資したい!けどあまり予算がないので、まずは10万円ぐらいの予算ではじめてみたい。そんな初心者の方もいるのではないでしょうか?
ここではそんな方のために10万円でも買える、中国の代表的な会社を紹介したいと思います。
ADRで1株単位から中国企業に投資
中国の会社の株は、中国本土や香港の銘柄だけでなく、ADRの銘柄もあります。ADRであれば1株単位で取引が可能なので、少額の予算でも投資することができます。10万円あれば、ADRでアリババなど、中国の有名企業に投資することができますよ。なお取引通貨は米ドルになります。
ここでは、ADRで買える中国の代表的な銘柄を紹介します。
アリババ(BABA)

アリババ(BABA)の概要
中国のネット通販最大手。1999年に馬雲(ジャック・マー)氏が杭州市で設立。2014年に米NY、19年に香港にそれぞれ上場した。
「淘宝網(タオバオ)」や「天猫(Tモール)」など個人向けECサイトを運営するほか、越境EC「天猫国際」、BtoB「1688.com」も手がける。EC以外では、宅配スーパー「盒馬」、フードデリバリー「餓了麼」、動画ストリーミング「優酷」、クラウドサービス「阿里雲」などを擁する。
グループ全体の年間アクティブ消費者数は10億人超、うち中国小売事業が8億1100万人。グループ全体の総取引額(GMV)は8兆1190億人民元(2021年3月期)。海外事業では、2016年に東南アジア同業ラザダを買収。
アリババ(BABA)のチャート

アリババ(BABA)の株価について
株価 | 211.64USD |
---|---|
PER | 24.73倍 |
時価総額 | 5737.81億USD |
最低売買価格 | 23,210円 |
※ 2021年6月11日時点
アリババ(BABA)の決算情報
売上高 | 営業利益 | 純利益 | |
---|---|---|---|
18/03 | 250,266.00 | 69,314.00 | 63,985.00 |
19/03 | 376,844.00 | 57,084.00 | 87,600.00 |
20/03 | 509,711.00 | 91,430.00 | 149,263.00 |
21/03 | 717,289.00 | 89,678.00 | 150,308.00 |
※ 単位:百万元
コメント
中国政府の大手プラットフォームに対する規制や取り締まり強化で株価は停滞気味。アリババにとってはネガティブな材料だが、アリババにはECやクラウドなど強固なビジネスを持っているので、株価はいずれ戻るのではと考える。
JDドットコム(JD)

JDドットコム(JD)の概要
中国のネット通販大手。主席兼CEOの劉強東氏が04年に創業。通販サイト「www.jd.com」を運営し、EC企業としては阿里巴巴(アリババ)に次ぐ中国2位の規模を誇る。
サプライヤーから買い付けた商品をネット上で販売する「オンライン小売」事業のほか、ネット上の売り場を提供する「オンライン・マーケットプレイス」事業を展開。年間アクティブユーザー数は4億7190万人(2020年)。
自前で物流事業も展開。物流サービスは倉庫900カ所余り(総建築面積2100万平米超)を保有する。2020年12月、傘下の京東健康(6618.HK)が香港上場。2021年5月には、京東物流(2618.HK)を分類上場させた。
JDドットコム(JD)のチャート

JDドットコム(JD)の株価について
株価 | 71.19USD |
---|---|
PER | 13.95倍 |
時価総額 | 1132.61億HKD |
最低売買価格 | 7,809円 |
※ 2021年6月11日時点
JDドットコム(JD)の決算情報
売上高 | 営業利益 | 純利益 | |
---|---|---|---|
17/12 | 362,331.75 | -835.48 | -152.26 |
18/12 | 462,019.76 | -2,619.13 | -2,491.63 |
19/12 | 576,888.48 | 8,994.88 | 12,184.16 |
20/12 | 745,801.89 | 12,342.82 | 49,405.22 |
※ 単位:百万元
コメント
中国政府の大手プラットフォームに対する規制や取り締まり強化でIT・ネット業界は停滞気味。上記のアリババ(BABA)同様、株価は上値を抑えらている。こちらもまだ慎重スタンスだが、安値で拾うのもいいかも。
香港株式市場の銘柄に投資
香港株式市場に上場している銘柄は、最低の単位数が100株や1000株など、ADRより取引単位が上がるので、10万円の予算となると、銘柄が限られてきますが、10万円でも投資することは可能です。なお取引通貨は香港ドルになります。
例えば、香港市場であれば、中国の大手スマホメーカーである「小米集団(1810.HK)」などは10万円以下で投資することができます。
小米集団(1810.HK)

小米集団(1810.HK)の概要
中国スマホ大手。スマホを主力とするほか、ノートパソコン、スマートテレビ、AIスピーカー、スマートルーターなどのIoT(モノのインターネット)・ライフスタイル製品を扱う。うちスマホの出荷シェアは、世界と中国でともに4位(2020年、IDC調べ)。
EMS大手の富士康(フォックスコン)、英華達(インベンテック)に生産を委託する。従来はオンライン販売を中心としていたが、近年は実店舗の設置に注力。オンライン、オフラインを融合させた「新小売」戦略を展開する。海外展開も加速中。インドでは、現地シェア最大のスマホメーカーへと成長した。
小米集団(1810.HK)のチャート

小米集団(1810.HK)の株価について
株価 | 28.15HKD |
---|---|
PER | 22.50倍 |
時価総額 | 7057.59億HKD |
最低売買価格 | 79,372円 |
※ 2021年6月11日時点
小米集団(1810.HK)の決算情報
売上高 | 営業利益 | 純利益 | |
---|---|---|---|
17/12 | 114,624.74 | 12,215.47 | -43,826.02 |
18/12 | 174,915.43 | 1,196.47 | 13,553.89 |
19/12 | 205,838.68 | 11,760.22 | 10,044.16 |
20/12 | 245,865.63 | 24,034.73 | 20,355.50 |
※ 単位:百万元
コメント
2021年1Qのスマホ販売台数が世界3位となった。販売台数は昨年同期比64.9%増、マーケットシェアは9.9%から12.9%へ上昇。1位サムスン、2位アップル超えを目指す。今後の更なる発展に期待。
さいごに
10万円の投資でも始めることができれば、あなたも立派な投資家です。さあ、新しい扉を開いてみよう!
※投資はあくまで自己責任でお願いします。最終的には自分で考えて、自分が理解できる会社に投資しましょう。

