つぶやき

これから中国株に投資したい人必見!中国株のメリット・デメリットについて

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投資するなら、今後成長する国、マーケットに投資したい。中国に投資を考えている人もいるのではないでしょうか。

しかし、やっぱり国が変われば、ルールも違うし、勝手が違ってくるところもあるのでは?そんな心配もありますよね。

ここでは、実際中国株に長年投資している私が、中国株のメリット、デメリットについて見ていきたいと思います。

中国株のメリット

中国の経済成長の恩恵を受けることができる

中国株のメリットとしては、中国の経済成長の恩恵を受けることができる点が挙がられます。

上記は、日本、中国、米国のGDP及びGDP成長率の推移になります。

中国のGDP成長率は、コロナ前で約6%、コロナ禍になった2020年においても、主要国で唯一プラス成長しています。一方、米国のGDP成長率は、コロナ前で約2%、新型コロナウイルスで影響を受けた2020年はマイナス3.5%になりました。日本はさらにGDP成長率は低く、平常時でもほぼゼロ成長。コロナ禍ではマイナス4.8%です。

これを見ると明らかに国の勢いが違います。投資は、未来のあるところにお金を入れるのが基本です。

未来のある国には、ビジネスチャンスも多くあります。こう言ったところにお金は集まってきます。お金が集まってくるところには、当然ながら儲けられるチャンスも多くあるのではないでしょうか。

成長企業が多い

これからの若い国には成長するマーケットがあり、その成長マーケットにある会社は、それを享受することができます。

また、中国で見た場合、国が若いので、ポジションが固定され気味な先進国より、社会がフレキシブルな気がします。

先進国の場合、すでにいいポジションは今ある大企業が占めていたりするかと思います。

しかし、若い国では先進国ほど社会インフラが確立されてなかったりする場合があります。

例えば、先進国には、家に固定電話が当たり前にあったり、決済はみんな当たり前にようにカード決済をしたりすると思います。

中国では、そう言ったインフラが先進国ほど進んでいなかったので、その分、一気にスマホの世界が広がったり、決済では、カード社会がそんなに進んでいなかったので、QR決済という手段が急速に拡大したり、その時代にあったものをすぐに取り入れやすい環境にある気がします。

中国では新しいイノベーションが受け入れられやすく、そこに新しい成長のネタがあります。

最近では、日本でもPayPayなどのQR決済、タクシーアプリのDiDi、フードデリバリーなどが広がり便利になってきましたが、実はこれらは中国がイノベーションしたものです。中国のテクノロジーが日本に5年遅れで入ってきているのです。

中国株では、こう言った新しいイノベーションを創っている会社、今後の成長が見込める会社にも投資することができます。

大きな利益を目指せる

昔の日本であったら、上場当時のソニーに投資したら1000倍になったなど、そこにはドリームがあったかもしれまえん。

しかし、そのドリームの舞台は日本から中国に移動したと思います。例えば、2004年上場当時にテンセント(0700.HK)を買って、今まで持っていたら約500倍にはなっているかと思います。

テンセント(0700.HK)ほどではないしても、テンバガー(10倍株)なら、中国ガス(0384.HK)、舜宇光学科技(2382.HK)、吉利汽車(0175.HK)など、私自身もいくつも見てきています。

伸びている国、マーケットに位置するので、パイの取り合いのマーケットより、成長株に出会うチャンスも多いです。こう言った会社に投資できたら、大きな利益を受け取ることができます。

配当利回りが高い

あと、日本株と比較したとき、私の感覚として、中国株の方が配当利回りが高い会社が多いように思います。

例えば、不動産株、銀行、保険などの金融株、石油などエネルギー関連株、電力会社の株、通信株、インフラ建設株などは5%以上の高配当株になります。あと、不動産会社の株の中には10%以上の高配当の銘柄もあったりします。

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中国株のデメリット

日本語での情報を得にくい

中国株のデメリットとしては、情報量の少なさ。特に日本語での情報が得にくいというところが挙げられます。

Hongkong Stock ExchangeAASTOCKSなどを見れば、銘柄の決算情報やニュースなどをいち早く見ることができますが、こちらのサイトは中国語、または英語となります。

日本語での情報となると、「中国株二季報」の本、もしくは証券会社が口座開設している人に提供している中国株の情報あたりになります。例えば、マネックス証券すれば「銘柄スカウター中国株」を無料で見ることができます。あとは基本的に自分で探してみる感じになるかと思います。

国の政策の影響が大きい

国が若いということで、国や社会のルールがすぐに変更になったりするところはリスクですね。不動産業界の融資を厳しくするであったり、巨大テック企業の独占を規制するであったりとか、塾やオンライン教育などを規制するとか、そう言った規制が話が時々出てきます。

これは株主にとって、マイナス要因になることが多いです。今までとは稼ぐルールが変わり、それに合わせて会社もフレキシブルに対応する必要が出てきます。その対応する過程でどうしても業績に影響が出てくる局面もあったりします。

米中貿易摩擦に巻き込ませる可能性がある

昨今、GDP1位のアメリカと、2位の中国で貿易戦争的な動きが出てきています。特にトランプ政権のときは激しくぶつかりあっていました。バイデン政権になってからは少し落ち着きを取り戻している感もありますが、それでも米中貿易戦争はそんなすぐに収束する問題ではないかと思います。

これらの影響で5Gの華為などが規制の対象になりました。こう言った動きに影響を受ける場合があります。

もし米中貿易摩擦を極力避けたいのであれば、中国国内マーケットでのみを対象にしている会社に投資する必要があります。

外国株特有のリスクがある

外国株投資特有のリスクが発生するというのも、中国株投資のデメリットです。一般的には以下のようなリスクがあります。

  • 為替変動リスク
  • カントリーリスク
  • 流動性リスク
  • 信用リスク

外国株に共通する注意点ですが、中国株を購入するには、マーケットの取引通貨に合わせて取引口座に資金を用意する必要があり、香港ドル、人民元、米ドル、いずれにしても、投資時のコストには、為替手数料がかかります。

証券会社によっては日本円で投資できる場合もありますが、買付、売却、どちらかで為替手数料が発生します。また、為替の変動リスク以外にも、信用に関するリスクや流動性リスク、カントリーリスクなどがあります。

さいごに

中国株のメリット、デメリットいかがだったでしょうか?人によって、リスク許容度も違いますし、中国への理解度も違うので、一概にみんなにおすすめというわけではないですが、私自身、中国株で幾らかの利益を受け取れているので、個人的には中国株はおすすめです。

中国を敵視して、対立するのではなく、大きくになっていく中国の成長を共に享受していけばいいのかな思います。対立は何も産み出しません。地球はひとつ。一緒に仲良くやっていきたいものですね。

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中国株.comの管理人
初めて買った株が中国株という、ちょっと普通じゃない人です(笑)。 これから中国が発展するに違いにないと思い、2004年に中国株投資を開始。投資歴は18年になります。 投資スタンスは長期投資。成長する中国と正しく向き合って、一緒に大きくなれたらいいなと思っています。

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