投資戦略

【香港経済日報 焦点株】2021年7-9月期の推奨10銘柄を見てみよう

香港証券取引所

『香港経済日報』は7月5日、2021年7-9月期の「焦点株」10銘柄を発表しました。

ここでは、『香港経済日報』で推奨されている10銘柄を見ていきたいと思います。

新型コロナウイルスの打撃から世界経済が立ち直る一方で、インフレの進行により米連邦準備理事会(FRB)が利上げ時期を2022年後半に前倒しし、テーパリング(資産購入の減額)を始めるとの懸念が浮上したと指摘。

株式相場の変動が2021年7-9月期も続くと見込み、配当が安定していて業績が好調で、景気回復の恩恵を受けやすい銘柄を中心にニューエコノミー株と従来型エコノミー株の両方を選んでいます。具体的な選定銘柄は以下の通りです。

香港地場株

Link REIT(0823.HK)

香港初の上場不動産投資信託。香港住宅局が保有不動産を組み入れる形で組成した。運用会社は領展資産管理有限公司。投資対象は香港の商業施設や駐車場など。2014年12月、REITとしては初のハンセン指数構成銘柄に採用された。

Link REIT(0823.HK)

新世界発展(0017.HK)

香港財閥系の大手デベロッパー。香港と中国本土で不動産開発・投資、ホテル経営、小売、インフラ事業を展開。商業施設のリースも手がける。2020年末現在、土地ストックは香港が935万平方フィート、中国本土が614万平方フィート。うち住宅向けがそれぞれ446万平方フィート、348万平方フィートを占める。

グループ資産を再編。2003年1月、有料道路や電力などインフラ事業を新創建集団(0659.HK)に集約した。中国本土の不動産開発は、傘下の新世界中国地産(旧0917.HK)を通じて展開。2016年8月に同子会社を全面買収し、非公開化している。小売事業では、新世界百貨中国(0825.HK)を傘下に置く。

新世界発展(0017.HK)の株価

香港鉄路(0066.HK)

香港地下鉄の運営会社。地下鉄(観塘線、セン湾線、港島線、東湧線、将軍澳線、ディズニーランド線、九鉄線)のほか、機場快線(空港特急)やバスを運営。沿線で不動産事業も手がける。

中国本土や海外でも事業展開。北京、深セン、杭州などで地下鉄の建設・運営を行うほか、2007年にロンドン地下鉄5路線、2009年にストックホルム地下鉄、2014年にシドニー地下鉄北西線などの運営権を相次いで取得した。高速鉄道が開通。広州~深セン~香港を結ぶ「広深港高速鉄路」の香港区間が当初計画より3年遅れ、2018年9月に開通した。

香港鉄路(0066.HK)の株価

本土系銀行

招商銀行(3968.HK)

中国の有力商業銀行。資産規模で国内6位。深センに本店を置く。貸出金の5割超は得意の個人向けで、リテール業務に安定感。同業務は相対的に利益率が高く、景気変動の影響を受けにくい。

国有銀行に比べて(採算性が低い)政策融資が少なく、貸し倒れリスクが小さい点が強み。クレジットカード業務で先行。1990年代に参入し、2002年には国内外で利用可能な人民元・外貨建てカードを発行した。香港では、買収した永隆銀行を通じて事業展開。国内拠点数は支店142、営業所1724(2020年末)。大半が成長エリアの沿岸部に集まる。

招商銀行(3968.HK)の株価

ハイテク株

テンセント(0700.HK)

中国のインターネットサービス大手。対話アプリ「微信(WeChat)」やポータルサイト「QQ.com」を基盤にゲームやスマホ決済、動画配信などを手掛ける。オンラインゲーム配信で世界最大手。

2020年6月末時点の月間利用者は微信が12億610万人、インスタントメッセンジャー「QQ」スマートデバイス版が6億4760万人、有料付加価値サービス(VAS)登録者は2億340万人。出資先は700社以上で、閲文集団(0772.HK)やテンセント・ミュージック・エンターテインメント など60社余りが上場する。

テンセント(0700.HK)の株価

JDドットコム(9618.HK)

中国のネット通販大手。主席兼CEOの劉強東氏が04年に創業。通販サイト「www.jd.com」を運営し、EC企業としては阿里巴巴(アリババ)に次ぐ中国2位の規模を誇る。

サプライヤーから買い付けた商品をネット上で販売する「オンライン小売」事業のほか、ネット上の売り場を提供する「オンライン・マーケットプレイス」事業を展開。年間アクティブユーザー数は4億7190万人(2020年)。

自前で物流事業も展開。物流サービスは倉庫900カ所余り(総建築面積2100万平米超)を保有する。2020年12月、傘下の京東健康(6618.HK)が香港上場。2021年5月には、京東物流(2618.HK)を分類上場させた。

JDドットコム(9618.HK)の株価

不動産管理セクター

融創服務(1516.HK)

融創中国傘下の不動産管理会社。融創中国(1918.HK)からスピンオフし、香港上場後も融創中国の子会社。29の省・自治区・直轄市の127都市で不動産管理事業を展開する(2020年6月末時点)。

住宅不動産を中心にオフィスビル、ショッピングモール、ホテル、学校、病院、コンベンションセンター、政府庁舎などの管理を手掛ける。清掃、警備、保守・修繕、ガーデニングといった業務に加え、不動産開発会社向けに販売支援サービスやコンサルティングサービスを提供する。

融創服務(1516.HK)の株価

医薬セクター

薬明生物技術(2269.HK)

バイオ医薬品の開発受託会社。バイオ医薬品の新薬発見から臨床試験、製造までを一貫して請け負う。モノクローナル抗体や抗体薬物複合体(ADC)、二重特異性抗体などを使う新薬の開発に強み。創薬、非臨床試験、フェーズ1-3の臨床試験、製造など各種サービスを提供する。

世界の製薬大手20社のうち16社が顧客で、英アストラゼネカや米ジェネンテック、中国生物製薬(1177.HK)子会社の正大天晴薬業集団などが主要顧客。

薬明生物技術(2269.HK)の株価

微創医療科学(0853.HK)

中国の医療機器メーカー。人工関節など整形外科用器具と、薬剤溶出ステントなどの心血管用器具の製造・販売が主力事業。

血管インターベンション治療や電気生理学検査の機器、外科手術管理、糖尿病看護なども手掛ける。製品は中国国内のほか、日本や欧米向けに販売する。

微創医療科学(0853.HK)の株価

スポーツ用品セクター

安踏体育用品(2020.HK)

中国のスポーツ用品メーカー。自社ブランド「安踏(ANTA)」でシューズやウエアなどスポーツ用品を生産・販売する。

ブランド多角化を推進。2009年に「FILA」の中国・香港・マカオ事業を買収。16年にはデサントと合弁会社を設立し、中国で「DESCENTE」ブランドを展開している。2017年、韓国企業の買収を通じ「KOLON SPORT」の販売も開始した。2019年3月、フィンランド同業アメア・スポーツの買収を終えている。

生産は自社工場と外部委託で行う。2020年末の店舗数は、「安踏」が9922店、「FILA」が2006店、「DESCENTE」が175店など(うち「FILA」は香港、マカオ、シンガポールの店舗も含む)。

安踏体育用品(2020.HK)の株価

さいごに

今回は、香港経済日報の推奨10銘柄を紹介して見ました。いかがだったでしょうか?投資する人によって考え方もそれぞれということで、他の視点からの情報をお届けしました。普段、このサイトで紹介しているものとはまた違った銘柄もあったのではないでしょうか。

ただ、もちろんのように、焦点株10銘柄を買ったとしても、儲かる保証はありませんので、その点はご了承ください。

2021年も下期に突入しましたね。あなたは今後どの株に焦点が当たると思いますか?ちなみに私は前回紹介したセクター、テーマが今後、陽が当たると思っています。

中国・上海
中国株で注目のテーマはこれ!今後成長が期待できるセクター5選経済成長を続ける中国ですが、その中でも今後どのような分野が伸びていくの?そんなふうに思っている人もいるのではないでしょうか。 投資...

それでは未来で答え合わせしましょう。Good Luck!

※投資はあくまで自己責任でお願いします。最終的には自分で考えて、自分が理解できる会社に投資しましょう。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です